実際にオンライン飲み会を活用した企業の事例をチェック!

オンライン飲み会は、テレワークの導入によるコミュニケーション不足を解消するために、企業でも積極的に活用されています。活用方法は企業によってさまざまですが、社員同士の交流が深まったり、会社の売上が向上したりと好結果が得られるようです。そこで今回は、オンライン飲み会の活用方法や、企業の事例などを紹介します。
オンライン飲み会の具体的な活用方法
オンライン飲み会を開催することにより、さまざまなメリットがあります。ここでは、オンライン飲み会の具体的な活用方法を紹介しましょう。
コミュニケーション不足の解消
テレワークの導入により、社員同士のコミュケーション不足が問題となっています。オフィス内では社員同士が対面で会話できるため、容易にコミュケーションをとれますが、テレワークでは主に自宅で仕事をするため簡単ではありません。気軽にコミュケーションをとることができず、細かな意思疎通や熱量の共有が難しいため、仕事の質が下がることもあります。
しかし、オンライン飲み会を開催することにより、会社の同僚や上司とコミュニケーションをとれるため、仕事を円滑に進めることができるでしょう。また、メンバーの多くは自宅から参加することになるため、自宅に置いてあるインテリアや飼っているペットなど、今まで知らなかった一面を知ることができるというメリットもあります。
忘新年会などの社内行事に導入
新型コロナの影響により、飲食店での忘新年会や歓送迎会などの社内行事が中止になるということが多くあります。しかし、オンライン飲み会はパソコンやタブレット、スマートフォンがあれば参加できるため、社員同士が非接触で社内行事を開催できるでしょう。
若い世代は、学生時代からビデオ通話の経験があるという人が多いので、オンライン飲み会にあまり抵抗がなく参加できるうえ、年配の世代でも最初は抵抗があるものの、参加してみると楽しめるという人が多いようです。
遠隔地のメンバーともチーム一丸となれる
大型プロジェクトになると、社内だけでなく社外の関係者ともチームを組むことがあります。プロジェクトを成功させるために、従来であれば社内のみならず社外の関係者とも交流を深めるために、お酒の席でチームの結束を深めていました。
しかし、コロナ禍の中では大人数での飲み会を開催するのは難しいため、オンライン飲み会を活用することで遠隔地にいるメンバーとも気軽に打ち解けることができます。これにより、メンバー同士で意思疎通が図れ、プロジェクトが成功する可能性が高まるでしょう。
オンライン飲み会を行う際はココに注意!
オンライン飲み会は気軽に参加できる反面、注意しなければならないことがあります。ここでは、オンライン飲み会を行う際に注意する点を紹介します。
司会役が必要
オンライン飲み会は、参加者が同じテーブルについているわけではないため、同じ雰囲気を共有しにくいことがあるのです。そのため、あらかじめ司会役を決めて、オンライン飲み会の進行をしてもらうとよいでしょう。
乾杯や締めの挨拶、ちょっとしたイベントを行うなど、みんなで共有して楽しめる雰囲気づくりが重要です。中には、初めて接する相手もいるため、お互い会話に困らないようにトークテーマを決めるなどすると交流を深めやすくなります。
参加を強要しない
気軽に参加できるというメリットがあるオンライン飲み会ですが、チームのみんなが必ずしも参加したいと思っているわけではないので、参加の強要をするべきではありません。参加の強要がストレスとなり、チームが結束するどころかチームの崩壊へ向かっていくことにもなりかねます。
そのため、参加は自由とし、途中参加や途中退席も個人の自由としましょう。また、お酒を飲めない人や、その日はお酒を飲む気分ではないということもあるので、お酒を飲まなくても参加できるという配慮も必要です。
終了時刻の設定
オンライン飲み会は自宅から参加できるため、終了時刻を設定しておかないと、いつまでもだらだらと続くことがあります。
飲食店での飲み会は、終電の時刻が近づくとお開きとなる場合が多いですが、オンライン飲み会ではそうはいきません。そのため、終了時刻を設定しておくことでキリのよいところで飲み終われるうえ、参加者は予定を立てやすくなります。
実際にオンライン飲み会を活用した企業の事例
社員同士の交流を深めるために、オンライン飲み会を活用している企業は多くあります。ここでは、実際にオンライン飲み会を活用した企業の事例を紹介しましょう。
補助金制度の導入
大手オンラインゲーム会社では、社員に毎月1回3,000円を上限とした補助金制度を導入して、社員同士のオンライン飲み会を促しています。テレワークにより、社員同士でコミュニケーションをとる機会が減ってしまったため、コミュニケーション不足を解消するために人事部が主導となって導入したようです。
オンライン飲み会の動画配信
大手ビール製造メーカーでは、200名以上が参加した、自社で製造したビールなどを飲むオンライン飲み会の様子を、公式ホームページで動画配信しました。参加者の質問にメーカーが答えるという形式になっています。これにより、看板商品の出荷量が前年に比べ、約5割増加したという事例があります。
まとめ
オンライン飲み会は、社員同士のコミュケーション不足を解消、忘新年会などの社内行事に導入、遠隔地のメンバーともチーム一丸となれるなど、さまざまな活用方法があるのです。
注意する点は、進行するための司会役が必要で参加を強要しないことと、終了時刻を設定することも重要です。実際に活用した企業の事例は、社員に毎月1回3,000円を上限とした補助金の導入、オンライン飲み会の様子を動画配信するなどがあります。