事前にチェック!会社でオンライン飲み会を実施する際の課題とは?

新型コロナの影響により、会社の忘新年会や歓送迎会を飲食店で開催できなくなったため、オンライン飲み会で開催している会社もあります。しかし、オンライン飲み会は飲食店での飲み会とは違い、さまざまな課題があります。そこで今回は、会社でオンライン飲み会を実施する際の課題や実施方法などを紹介しましょう。
オンライン飲み会が抱える課題
オンライン飲み会は気軽に参加できる反面、さまざまな課題があるため参加したくないという方もいるようです。ここでは、オンライン飲み会が抱える課題を紹介します。
盛り上がらない
オンライン飲み会では、会話がうまく続かなく、いまいち盛り上がらないということがしばしばあります。飲食店での飲み会は、その場の雰囲気をみんなで共有できますが、オンライン飲み会では、雰囲気や空気感が伝わりにくいという印象があるためです。
会話が途切れて沈黙が訪れると、誰が話始めるのか探り合いになることもあり、結局あまりコミュニケーションをとれないことになります。また、会社でのオンライン飲み会は、初めて接する相手がいることもありますが、何を話せばよいか分からず、交流が深まらないという結果になることもあるでしょう。
準備や片づけがある
オンライン飲み会は、自宅から参加することが多いですが、飲み物や食べ物を自分で準備しなければなりません。好きな飲み物や食べ物を準備できるというメリットがありますが、人によってはその準備をおっくうに感じることもあります。
準備だけでなく、飲み終わったコップや食べ終わった皿、食べ残したものなど、後片付けも自分でしなければならないため、それがストレスになることもあるでしょう。準備や片づけを気にせず、お店のおいしい料理を食べながら飲み会を楽しみたいということが多いようです。
終了のタイミングが分からない
時間制限のないオンライン飲み会は、終了するタイミングが分からず、いつまでもだらだらと長続きするということがあります。飲食店での飲み会は、ラストオーダーや終電の時間など、飲み会が終わるきっかけがありますが、オンライン飲み会ではそうはいきません。
気心知れた友人とのオンライン飲み会であれば、気楽に飲み会の終了を告げることができますが、会社の上司が参加している場合は言い出しにくいものです。上司や年配の社員は、若い社員の様子を見て終了のタイミングを見計らったほうがよいでしょう。
同居人への配慮が必要
主に自宅から参加するオンライン飲み会は、夜遅くまで騒いだり、リビングなどの共有スペースに居座ったりして、家族や同居人に迷惑をかけることがあります。そのため、なるべく小さい声で話すことやイヤホンをする、早めに切り上げるなど、家族や同居人への配慮が必要です。
また、オンライン飲み会は背景に自宅の様子が映りこむので、ほかの人に見られてもよいか同居人の許可を取ることや、背景を違う画像にするなどの配慮もしたほうがよいでしょう。
オンライン飲み会の実施方法
オンライン飲み会は、パソコンやタブレット、スマートフォンがあればいつでも参加可能です。ここでは、オンライン飲み会の実施方法を紹介します。
ツール選び
オンライン飲み会に使用するツールはさまざまあるので、まずはどのツールを使うのか選ばなければなりません。一般的に使われているツールはZoomですが、LINEのグループビデオ通話や、オンライン飲み会に特化したサービスである“たくのむ”というツールもあります。
テレワークを実施している会社であれば、普段使用しているツールを利用すると、操作方法が分かっているので、スムーズに始めることができるでしょう。
日時を決める
ツールを選んだら、オンライン飲み会を開催する日時を決めましょう。テレワークの場合は、自宅で仕事をしていることが多いですが、実際に出勤している場合と違い、業務終了時間が曖昧になりがちです。
そのため、決めた時間に間に合わない場合もあるので、途中参加や途中退席を自由にすることで、社員は参加しやすくなるでしょう。また、参加者の中にはまだ小さな子どもがいることもあるので、各家庭の事情を考慮して日時を決めることが必要です。
飲食物を用意して参加
オンライン飲み会の開催日時までに、自分の飲み物や食べ物を用意しましょう。自分の故郷の名物を用意すると会話のきっかけになったり、みんなで同じおつまみを用意したりすると一体感が生まれ、コミュニケーションがとりやすくなるかもしれません。
主催者は、開催当日に参加者をアプリなどのツールに招待し、招待された参加者はそれに応じてオンライン飲み会に参加しましょう。
オンライン飲み会を実施する際に気を付けるべきポイント
オンライン飲み会は、飲食店の同じテーブルで飲んでいるわけではないので、少し勝手が違います。ここでは、オンライン飲み会を実施する際に気を付けるべきポイントを紹介します。
司会役を決める
オンライン飲み会は、多くの人が同時にしゃべることがあるので、会話がかぶったり聞き取りづらかったりすることがあるのです。そこで、司会役を決めておくことで、スムーズに会話ができるうえ、乾杯の音頭や挨拶などの進行をしてもらうとより楽しめます。
終了時間を決める
時間制限がないため、終了時間を決めておかないと終わりが見えず長々と続いてしまいます。それがストレスとなり、もう参加したくないという社員も出てくるので、終了時間はきっちり決めるようにしましょう。
まとめ
オンライン飲み会が抱える課題には、会話が盛り上がらない、飲食物の準備や後片づけがある、終了のタイミングが分からない、同居人への配慮が必要といったことがあります。オンライン飲み会の実施方法は、まず使用するツールを選び、実施する日時の決定。
日時が決まったら、各自飲食物を用意し、主催者の招待に応じて参加し開催です。気を付けるポイントは、司会役を決めることや終了時間を決めることなどが挙げられます。